** 活 動 の 説 明 **
私たちの活動は、わたしたちの事を “何も出来ないかわいそうな人”として最初から子ども扱いにしかしない 社会全般の人たちへ、 自分自身の力を高めようとする自立への意欲や努力を示し、「人として生きる」上で悩んだり傷ついたりすることやトラブル・間違いに対する責任をとることも健常者となんら変わらないことを知らせたいという啓発活動を目的として考えています。
- 自立生活をめざす、あるいは既に自立生活を実践している障害当事者からの相談に対し、同じ悩みや体験を共有するピア(仲間同士)によるサポートを行いながら、ピアだからこそできる相談、ピアでなければできない相談として、自由で責任ある社会生活をおくるための様々な問題を一緒に考えていきます。
- 主体者としての自分自身が、毎日の生活をコントロールするために必要な <アテンダント(介助者)> の紹介や派遣を契約し、リフトの付いたハンディキャブなどによる送迎を行っています。 近年では、制度の枠でしか介助者派遣が行われない≪介助の谷間≫の人たちからの依頼が多くなっています。
- JCILの活動内容や考え方・近況、新たな情報などを定期的にお伝えするための機関誌『自由人』を発行し、JCIL会員や全国の多くの皆様から購読していただいています。
- 私たちが、毎日の暮らしの中で、社会のバリアや差別を一番強く感じるのは、公共交通機関を使っての移動であり、旅行です。 この旅行体験をすることによって、社会の動きを知り、自分たちの自立生活についてのノウハウを知り、自信をつけていくことへの大きな力となります。
障害当事者のスタッフが、自らの視点で企画し、国内・海外の旅行を企画します。
- 健常者と障害者が共に責任を分かち合って『福祉のまちづくり』を推進することを目的としている『車いすと仲間の会』は、日本自立生活センターよりもさらに古くに結成された団体です。
私たちは、この車いすと仲間の会の活動を自分たちのものとしてとらえ、日常的に一緒の活動を行っています。
例えば、30年以上も続けて実施している<夏期研修キャンプ>や<京都ふくしまつり><祇園祭の鉾曳きボランティア><『国際障害者年』連続シンポジウム><ボランティア講座>などなどです。
- 私たちは、<差別を無くしていこう><共に生きるまちづくりを目ざそう>という大きな目標を持って活動する団体と連携し、時には事務局体制も引き受け、新しい社会を目ざす福祉思想を表現する団体と活動を共にしています。
また、スタッフ自らが<すべての人に安全な駅ホーム設置を進める会>や<パーフェクトバスを走らせる会>などの団体を立ち上げ、障害者だけではなく、多くの人々の安全や暮らし易さの実現に向けて、署名活動や調査活動、シンポジウムの開催など、多方面に働きかけを行っています。
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